Hanneman×Marianne Support Conversations

C Support

……君は、紋章を宿しているだろう？

紋章の確認は絶対にしてくれるな、と……。多額の寄進と共にね。

我輩は当初、君が「紋章を宿していない」ことを世間に知られたくないのだと思った。

新興貴族である君の父君の立場を考えれば、紋章持ちであるほうが都合がいいからな。

だが、実際に君を見てすぐにわかったよ。君が何らかの紋章を宿しているとね。

Your father asked that your Crest not be confirmed. Under any circumstances.

At first, I thought he did not want the world to know that his daughter bore no Crest. In your father's position as a newly-minted noble, it would be most advantageous for his daughter to possess a Crest, you see. However, I am now certain I was wrong. I believe you do, in fact, possess a Crest of some sort.

その体に紋章が宿っているかどうかなど、少し観察すれば判断できる。

故に……我輩は、一紋章学者として君に忠告に来たのだ。

いいか、マリアンヌ君。紋章を持つ以上は、何らかの才能が保証されていることになる。

ならば己が持てる才能を存分に発揮し、もっと研鑽を積むべきではないかね？

力ある者は、世のため人のために正しくその力を行使せねばならん。

それゆえの貴族、それゆえの紋章だ。違うかね？

我輩ならば、君に適切な助言ができる。どうだ、紋章を調べさせてはくれんかね？

B Support

そして、一つの結論が導き出された。……聞きたいかね？

我輩の出した結論が真実だとすれば、君や君の父君が、隠したがるのも当然だからな。

だが……君がその才能を不要と断じるのは、大変な誤りであると指摘しておきたくてね。

つまり君は、紋章を使いこなす力がある存在なのだよ、マリアンヌ君。

それを隠すということは、実の父君の存在すら否定することにはならんかね？

ただ、自信が紋章持ちであるという事実を、君に受け入れてもらいたいのだよ。

どんな紋章であれ、それは君の力になる。どんな紋章であれ、だ。

A Support

紋章の力を、もっと引き出せるように、訓練のやり方も変えてみようかな、と……。

しかし、なぜそう考えられるようになったのかね？

恥ずかしながら、我輩の言葉が君の心に響いたようには見えなかったのだがね……。

周りの仲間は、それぞれの目標に向かって一生懸命、前に進もうとしています。

私だけが後ろ向きで……みんなの役にも立てなくて……

でも、自分を少しでも受け入れられたら、それを変えられるんじゃないかって……

ハンネマン先生のお話を聞いて、そう思ったんです……。

とても考えさせられて、先生の言葉を、繰り返し繰り返し、思い出していました。

どんな紋章でも私の力になる……。紋章をどう使うかは私が決めること……。

だけど……後ろ向きな生き方だけは、やめようって、今は思っています。

願わくば、我輩がその支えになれると嬉しいのだが……構わないかね？